長野県の、味噌の老舗「マルコメ株式会社」のマルコメの味噌。マルコメといえば、くりくり坊主頭のマルコメくん(↓)を私は思い浮かべます。
マルコメの創業は安政元年(1854年)で、マルコメくんのキャラクターが登場したのは、1977年(昭和52年)です。歴代のマルコメくん(子役)はキャラクター登場からすでに14人。1代目のマルコメくんはもう立派な大人ですね!大人になったマルコメくんは今何をやっているのでしょうか。
そんなマルコメのCMが、以前とガラリと変わって「泣ける」と話題になっています。
マルコメのアニメCMが泣けると話題に!
CM4つのストーリーすべてを見てみました。その中でも一番気に入ったのが「料亭の味 カップみそ汁 夜食篇」ですね。父親の不器用な愛がこう・・・もやもやするのと同時に感動してしまいました。
マルコメ「夜食」篇の内容
女子高生の娘とその父親と母親が暮らすごく普通の家庭。父親と娘にはとある悩みがありました。 父親が傘を持っているのを見た娘は「お母さん、今日雨ふるの?」 二人の共通の悩みは「最近、父親(娘)と上手く話せない」ということ。 夜中にテスト勉強をしている娘が置いてある夜食を見つけ、「お母さん、昨夜は夜食ありがと」と話しますが、お母さんは「え?何のこと?」と知らない様子。 次の日の夜、娘が見たのはお父さんが夜食を作る姿でした。最後には2人仲良く話すことが出来て、ハッピーエンドでCMが終わります。 |
心がジワ~っと温まり、涙もジワ~とあふれてきました。親心、父母を想う子の心、家族の絆を感じますね。
そこに寄り添うマルコメの「料亭の味」。飲むと心まであたたまるお味噌汁って、偉大ですよね。CMを見たら、今晩のメインは「味噌汁」にしようと決めました。野菜と愛情をたっぷり入れて豪華味噌汁にします!
ちなみにCMにはマルコメくんは登場せず。
料亭の味シリーズ4作品、全てのCMがジブリ風なアニメ作品になっていました。といっても制作会社はジブリではなく、アニメ会社「スタジオコロリド」と映像制作「ロボット」の共同作品になっております。
CMが公開されたのは1年も前なのですが、放映されたCMを見て感動した人も多いようです。
マルコメえええええ!!!泣ける(´;ω;`)
— こゆき (@ke_toki) 2016年6月23日
マルコメの料亭の味のCMで泣いた。だめだ最近…情緒不安定過ぎて少しの事で泣ける
— もがピン推しのおしぼりさん (@18HK23) 2016年6月9日
マルコメのCM見て朝から泣いた
— こたろ (@kotar0530) 2016年6月13日
マルコメのアニメCMはスタジオコロリドが製作!
アニメ制作会社「スタジオコロリド」は、2011年に東京都品川区に設立されました。スタジオコロリドで制作したクリエーターには凄い人がたくさんいます。
学生時代につくった自主制作短編アニメ『フミコの告白』がYouTubeで290万回以上の再生を記録し、プロのクリエーターからも絶賛された石田祐康さん。「風立ちぬ」「コクリコ坂から」などのジブリ作品にアニメーターとして参加していた、ジブリ出身の新井陽次郎監督。
いなかっぺ大将、ヤッターマン、風の谷のナウシカなどの作品に携わり、”AKIRA”の作画監督としてもアニメファンの間では超有名な「なかむらたかし」さん。
そして映像制作「ロボット」はTVCM制作中心の会社でしたが、「踊る大捜査線 THE MOVIE」や「ALWAYS 三丁目の夕日」がヒットしたことで、映画製作会社としても知られるようになりました。
また、日本の短編アニメーション映画「つみきのいえ」は、日本作品として初めて米国アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞しています。
「スタジオコロリド」と「ロボット」のタッグによるマルコメのCMは完成度が高すぎですね!
2016年4月には最新のアニメCM「上京篇」が公開されていますよ。「日本のみならず世界に味噌を広げていきたい」というマルコメの想いを込めて作られた今回のCMは、きっと世界の心に届いたことでしょう。